中小企業情シス稼業

2社連続で中小企業ひとり情シスやっています。 同じ境遇の方のお役に立てればと思います。

広告

2018年11月

社内SEは捨てるのが仕事

hand-tossing-pebbles_925x

社内SE業務を効率よくするには、モノを捨てて、検索対象を減らすのが一番なんですよ。

どんな職種にも当てはまりますね。
前に居た会社で、いつもパイプファイルをバサバサめくってるおじさんがいたな・・・

これまで情シスを3社見てきましたが、前任者は皆モノを捨てられないやつらばかりでした。
毎回新しい職場での最初の仕事は、余計なものを捨てることでした。

関連記事:

社内SEの仕事は捨てることじゃないかと思うくらいです。
以下のものは躊躇なく捨てて良いです。

PCについてきた付属品

PCを購入した際は、

①再セットアップ媒体
②再セットアップマニュアル
③保証書
④ライセンス証書
⑤サポートの連絡先(ホームページでは法人向けサポートの連絡先が見つけづらい場合があります)

だけ残せばよいです。
①②⑤は、機種ごとに2~3セットあれば十分でしょう。

最近は再セットアップ媒体が無く、ディスク内にあることが多いですね。その場合は再セットアップ媒体を作って保管します。

他のものは全部捨ててよいです。
PCと付属品の接続方法とかセキュリティソフトのパンフレットとか、取っておいても絶対に見ません。
仮に1枚残すと、PC100台で100枚になります。その置き場所もバカになりません。
スペースも費用です。家賃がかかっています。

これらの付属品は、機種ごとにまとめて整理しておけば、移転などの時に慌てなくて済みます。
移転が決まってから慌てる人が多いですが、普段からやっておけば涼しい顔で対応できます。

移転の際、「どれを捨てて良いかわからないから、とりあえず全部持っていく」というのは愚の骨頂です。

関連記事:

ずっと保管してあるPC

キャビネットにデスクトップPCを入れていることもありました。気が知れません。
PCの入替で、以前のデータやソフトを使うかも、とでも思ったんですかね。

一定期間保管するのはアリだと思います。
でもその場合、期限を決めるのが前提です。

そもそもキャビネットに入れるってセンスが腐ってますよね・・・
目の前から消えたら何でもいいのか?

関連記事:


服もそうですが、1年使わなければその後使うことは永遠にありません。
万が一必要になったとしても、何年も前のPCがきちんと起動するかわかりません。パスワードがわからないとかで、結局徒労に終わる確率も高いわけです。余計な作業が増えるだけです。

モノが無ければ諦めもつきます。人間諦めが肝心です。
さっさとデータ消去して捨てるべきです。

どうしても不安なら、バックアップを取ってから捨てればいいのです。

ただ、そもそもキャビネットに入れるという発想をする人は、きっとどのデータが大事かも把握できていないのでしょうから、バックアップの取りようがないんでしょうね。残念な人々・・・

関連記事:

パッケージソフトの箱

これも後生大事に取ってあることが多いですね~
靴買ったときの箱取っておくのと同じですよ。

中はほとんど空気です。空気保管してどうすんの?
何度も言いますがスペースも費用ですよ。家賃 かかってるんですよ~

PCの媒体管理と同様、ソフトごとにビニール袋等に入れるべきです。
箱からそのままラベルつきのビニール袋に入れるだけでも、空気の分スペース節約になります。
ビニールだと中が透けて見えるので、いちいち箱を開けて中を確認する手間も省けます。

マニュアルも無駄に分厚いのがあるので、中身を見て問題が無ければ捨てるのもありです。今はオンラインマニュアルになっていることも多いですし、それほど困ることはありません。

関連記事:

電源ケーブル・キーボード・マウス

山のように保管されてることが多いです。ケチなの?
社内SEは道具が必要な仕事ですから、気持ちはわからんではないですが。

こういうときは一定量確保しておけばいいんですよ。
数量や保管スペースを決めて、あふれた分は捨てればいい。

万が一足りなくなってしまったら、買えばいいんですよ。今は周辺機器類は安いですから。
スペースを占めるほうが悪です。家賃の一部を占めていることになります。

もしそんなものすら買うのを渋る会社は、さっさと辞めればいいんですよ。
家賃とこまごまとした備品とどっちが重要か、比較が出来ない会社はヤバいですよね。

提案書・パンフレット・作業報告書

ベンダーが置いていった分厚い提案書・パンフレットや複合機等の定期点検の作業報告書を後生大事に保管してるケースも多いですね。
余計な紙がたくさん挟まっていると、パイプファイルとかめくるのが面倒なんですよ。

「基幹システム関連資料」などと書かれたパイプファイルを開くと、だいたいシステムの設計書と一緒に提案書やパンフレットも綴じてありますね。
何故このシステムを導入したかのいきさつを残したいんですかね。
でもねぇ、中小企業だと後から基幹システム選定の経緯なんて振り返りません

仮に必要になったら、またベンダーからもらえばいいんですよ。
保存しておきたいなら、必要な箇所だけスキャンすればいい。そのほうが検索性も高まります。

作業報告書の類も一定期間は残して、それが過ぎれば機械的に捨てるルールにすべきです。
だいたい作業報告書なんて、ベンダー側の自己満足の代物ですからね。
社内SEには何もメリットの無い書類です。

結局は捨てる勇気

残念な人々に共通するのは、モノを捨てられないということです。
何でもかんでも後生大事に持ってます。何であんなに捨てられないのか。

で、その持ってるものがクソの役にも立たないwww
私より年上なのにです。長く生きてりゃ普通少しは学習するでしょうに・・・



要は彼らには捨てる勇気がないんですよね。
勇気=責任を取る、とはちょっと違うんですよね。

腹を括れるかどうかな気がします。
残念な人々は腹が括れないから、捨てる決断ができない。1%以下の将来使う可能性に引きずられます。

だから残念な人々は、仕事っぷり全般がダメですね。モノを捨てられないという部分にそれが顕著に現れるのです。
全てにおいて往生際が悪いというか・・・命まで取られないのに。残念な人々・・・

関連記事:


判断と決断は違いますからね。

全ての条件が揃わないと判断できないというのは、判断しないと言っているのと同じです。
全ての条件が揃うことは永遠にありません。

実際は、条件が揃わなくても決断しないといけないことばかりなんですよ。
だからグダグダ言う前に捨てろ、なんですよね。昼飯即決するとかも同じです。
そういった決断の訓練をすることで、全てが変わっていくのです。



社内SEは、定期的に整理整頓するタスクを入れておいたほうがいいです。
そうしないと、すぐゴミだらけになりますよ。


整理整頓とは、どこかにしまうことではないんですよ。
捨てることです。何故ならモノはどんどん増えてくるからです。

そこを残念な人々はわかってない。
見えないところに押し込むのが整理整頓と思っている。バカですね~


捨てるとスッキリして気持ちいいので、精神衛生上良いんですよね。
バカ前任者との決別感も得られますw

社内SE必須の先読み力をつけるには

telescope-over-paris_925x

社内SEは先を読む力が大事です。
これをやったら、どういうことが起きるだろうと想像できるかどうか。
特にひとり情シスの場合は死活問題です。

それも正しい方向で想像できなければ意味がありません。
間違った方向で想像しても、無駄な努力となるだけです。


先読みができないと、行き当たりばったりになってしまいます。
障害に阻まれ、手戻りによって自分の首が絞まります。

これまで残念な人をたくさん見てきました。
そして足を引っ張られてきました。
上司・前任者といった残念な人々・・・

先読み力を鍛えるにはどうしたら良いのでしょうか。

着手前に着手後の形をイメージ

先読みでは着手前に、着手後の形をイメージできるかがポイントです。

その点で先読み力をつけるには、囲碁・将棋が良いと思っています。

同じ手を打ったり・指したりしても、その手順で結果が変わるのが囲碁・将棋です。
着手前に相手の手や、石や駒が取られた後の図までイメージすることで、先読み力が鍛えられるのです。


着手してから「あっ」と気づくのは誰でもできます。
残念な人は概してそうですね。
実際に「あっ!」とか声を出す人も多い気がします。残念な人々・・・

IT投資は金額が大きいので「あっ」では済まされないのです。
ユーザから苦情を言われたからといって、脊髄反射するようではダメなんですよ。
泡を食って対処したために、却って被害を広げたりします。

ITはインフラ以外、具体的に目に見えないものなので、イメージする力が重要なのです。

1手先を読むだけで良い

先読みと言っても、そんなに先まで読まなくても良いのです。まずは1手で十分です。

たかが1手と侮る無かれ。
囲碁や将棋のプロは、その1手の差にしのぎを削っているのです。


そもそも仕事では、先の先までは読めないことが多いです。
上司や取引先などの不確定要素が多いからです。

でもできることはあります。

・上司がふと言った一言について調べておく
・打ち合わせで出てきた内容の資料を準備しておく
・気になった新しいツールなどを試しておく
・マニュアルをアップデートしておく
・タスクリストを見直す

こういった簡単なことで大きな差がつきます。
何故なら、残念な人はこういう準備をしないからです。
いつも行き当たりばったりの出たとこ勝負です。その割に暇な時はボーっとしてます。残念な人々・・・
やる気が出ないとき、暇な時でも最低限やっておくことがあるんですよ。

関連記事:
もちろん実際に手を動かして、トライアンドエラーを行うのも大事だとは思います。
特に昨今は、考えてばかりで動かないほうがリスクかもしれません。

でも、それはある程度先を読んでから行うべきでしょう。
IT投資は金額が大きいので、いちいち全て試すわけにはいかないのです。

特に中小企業の社内SEならなおさらです。
¥を使うだけなら会社に被害が及ぶだけですが、トライアンドエラーで社内SEの工数が増えてしまっては働き方改革など夢のまた夢です。

頭の中で行うトライアンドエラーはいくらやっても良いのです。
考えるだけならタダですから。
多少工数が増えても、本格的に着手しなければ、まだ被害は小さいです。

囲碁や将棋のプロは条件分岐などで、何万通りもの手を読むといいます。
その分岐の多さに比べれば、仕事などほとんどバリエーションはありません。
「条件分岐・場合分けが多すぎで、複雑すぎてとても考えられない」ということはありません。
思いつく限り考えてみればいいんです。


選択肢をいくつか持てるというのが大きいのです。
手段が1つしかないと精神的にも追い詰められます。
二の矢、三の矢を放てるよう準備することが大事なのです。

あまり考えすぎるのもアレですが・・・忖度とか。

自分の着手に責任を持つ

詰め碁も詰め将棋も、実際に石や駒を動かさないで考えるのが基本です。
実際の対局でもそうですね。考えているときに試しに石や駒を動かしている人はプロにも素人にもいないでしょう。

石や駒を動かして、手を離したら元に戻すことはできません。
戻すことを「待った」と言います。「待った」は相手に非常に失礼な行為です。
時代が時代なら問答無用で一刀両断にされたでしょう。

社内SEの仕事も先を読む云々の前に、そもそも自分の着手に責任を持てるか、ということが大きい気がします。

残念な人には無理な相談ですかね。
「待った」をするのは子どもです。大きな体をした子どもが社内SEにはいますね。
逃げ腰だったりして最善を尽くさない。
それだけではなく、ため息をついたり、大きな声を出したりしますね。残念な人々・・・

関連記事:
ため息をついたら負け

囲碁や将棋では「殺す」「頓死」など物騒な言葉が出てきます。
よく対局で負けて子どもが泣いてしまったりしますが、あれは負けると自分が殺されてしまった感覚になるからだそうです。

そんな子どもも、勝ったり負けたりして精神的に鍛えられていきます。
自分の手に責任を持つのです。
残念な人々はため息をついて後悔ばかりですね。
子どものほうが、残念な人々よりよほど肝が据わっているかもしれませんね。



社内SEは経験がものを言う職種です。
経験が少ないうちは、トライアンドエラーによって工数が取られます。
でも経験を積むことにより、先読み力が磨かれるのです。

先読み力によって、ひとり情シスでもなんとか業務を回しています。
見えないところで、いかに先読みをしていることか・・・

なのに経営者ときたら、
「ひとりで回せるのか。ということは大した仕事じゃないな。他の仕事もやらせらるか」
と言い放ち、正当な報酬なしで、恩恵ばかり享受する。

いい加減にして欲しい。残念な人々・・・

中途採用って会社に新しい空気を入れるためじゃないの?

hand-throwing-dice-on-yellow_925x
【転職コンサルタントが指摘 転職先で活躍できない「ミドル」の特徴は……?】
確かに殻に閉じこもるとか、転職者側に非があるところも一部あるけど、
全部が全部転職者が悪いんかねぇ・・・

気になる部分を抜き出すと・・・
・前職の会社と転職先企業を比較して、悪く言ってしまう
・前職の仕事のやり方を持ち込む
・社内の人間関係、力関係を理解せずに動き回る
・仕事以外のコミュニケーションを全く取らない
・キャリアのための次の転職プランを常に考えている

4回も転職してきたので言わせてもらうとw、
中途採用って、会社に新しい空気を入れるためなんじゃないの?


転職先で活躍できるミドルが行っていること」を見てみると、
これって受け入れ企業の都合良いことばかりじゃない?
従順な下僕が欲しいだけなのがミエミエ。

そんなに従順なのがいいなら中途なんて採用せず、新卒採って好きなように洗脳すればいいのに

「前職の会社と転職先企業を比較して、悪く言ってしまう」のどこが悪い

前職の会社は悪く言ってもいいはずだから、たぶん転職先企業を悪く言っちゃいけないってことなんでしょう。
でも悪いものは悪いわけで・・・

悪いとも言えない雰囲気の会社があるんですよ。それも結構な割合で。
全体主義的な?北○鮮かよ。中○かよ。

プロパー社員も「悪い」と言いたいし、ズバリ言ってもらえるとスカッとする部分もあるんですよ。
よその会社がどうやっているか知らないわけですからね。自分の会社は世の中と同じなのか、それとも異常なのか確認したいんでしょうよ。

転職すると、プロパー社員に「おかしいよね?うちの会社」って聞かれることも多い。
悪口言いたくなくても言わされるw

まずは悪いところを認めて、そこから皆で力を合わせて、前向きに改善するべきなのでは。

「前職の仕事のやり方を持ち込む」のどこが悪い

俺は今まで入った会社で「前職の仕事のやり方を持ち込む」をやったが、特に反発はなかった。
ツール作ったりして、劇的に業務の効率を上げてやった。延々と手作業とかドMのやり方だからねw

反発なんてするわけない。
先輩社員(笑)達はそのエンドレスな手作業をどうしていいかわからず、思考停止していたわけだから、むしろ「ラッキー!」てなもん。

所詮、自分がラクになるなら何でもいいんだよね。自分のことしか考えてない。
思考停止は怖いなと転職するたびに実感する。

「前職の仕事のやり方を持ち込む」をやって反感買う人は、何の役にも立たないやり方を持ち込もうとするからなのでは?
社内SEだと、細かいセキュリティとか監査とか。中小企業で手を着けるべきはそこからじゃない。

「前職の仕事のやり方を持ち込む」こと自体が悪いことではなくて、その中身が問題なのだろうと思う。

「社内の人間関係、力関係を理解せずに動き回る」のどこが悪い

「空気が読めないミドル」をイメージさせたいのか、この表現に悪意を感じる・・・

会社のガンを叩くいいチャンスなんだけどな~

どこの会社にもヌシみたいのがいるじゃないですか。狭ーい利権を守るために、狂犬みたく誰にでも噛み付くヤツが。「そんな話俺は聞いてないよ!」なんてね。

そういうお山の大将の鼻っ柱をへし折れるのは、外から来たヤツだけでしょ。
プロパーは皆狂犬におびえてしまっているんだから、外から来たヤツにズカズカ入り込んでもらえばいい。
そうすると狂犬は外から来たヤツとその部署を警戒し始める。他の部署には噛み付くけど、情シスには噛み付かないとかね。それでいいじゃん。

時間が経つと、外から来たヤツも狂犬の恐怖におびえるようになってしまうかもしれない。いろいろ空気読んだりしてね。
そうなるともう無理。あーもったいない。

「仕事以外のコミュニケーションを全く取らない」のどこが悪い

全く取らないってのも極端だが・・・

でもそもそも会社って仕事が第一でしょ。

俺は自分から飲みに行くのは、仕事で信頼関係ができてから。
同じ仕事で苦労して、本当の信頼関係ができたら、自然と飲みに行きたくなる。

むしろ「昨日一緒に飲んだんだからやってよ~」てのが一番腹が立つ。おごられてもいないのに。
せめておごってからそのセリフを言え。

コミュニケーション取ろうとしないのは、仕事してみたら、信頼のおけないやつらばかりだって気づいたからじゃないの?

「キャリアのための次の転職プランを常に考えている」のどこが悪い

上の「仕事以外のコミュニケーションを全く取らない」とも絡んでくるけど、
信頼のおけないやつらばかりだと気づいたら、当然次の転職プランを考えるわな。人生は短いよ。

転職先を決めずに、先に辞められるほど若くはないし、青くはないよ。ミドルは。

会社側は「また採ればいいや」てなもんでしょ。子どもがおもちゃに飽きるみたく。
自分から出て行こうとする転職者側のほうが、むしろリスク高い勝負に出ようとしてんの。

辞められたくない(=下僕として利用し続けたい)なら、会社は適正な評価をすべきじゃないのかね。



そもそもこのアンケート、転職エージェントに言われたくないけどね。
従順な下僕が欲しい企業側に立って媚びまくり。

そんなんだから転職がうまくいかないんだよ。
こっちだけのせいにするんじゃないよ。

後工程への配慮が会社の効率化には必須

young-children-sharing_925x

これまで4度転職し、5社見てきました。

後工程や他者への配慮がないのが、ダメダメな会社の大きな特徴
なんですよね。


転職の時の面接で、その会社の社長に
「いい会社の条件って何だと思いますか?」
と聞かれたことがあります。

その時はきちんと答えられなかったのですが、今ならはっきりと、
「後工程や他者への配慮がある会社です」
と言えます。

配慮?なにそれ?という輩たち

社内には、ペッと吐き捨てるように仕事振ってくるやつばかりです。営業とか。
それもいつも期限ギリギリかオーバー。

そういう輩は、自分の目の前から面倒なことが消えれば仕事終了~と思っています。
小さな子どもと同じですね。


スタッフ部門にも同じような輩はいます。

例えば「月締め後だけど、基幹システムでエラーが表示されないから、先月の日付で伝票入力してもいいよね」などと言ってきます。

とにかくシステムに入力さえすれば自分の仕事は終わりだと思っているのです。
後は野となれ山となれ。

基幹システムもカスタマイズが入っていたりして、完璧ではありません。おかしな入力をすれば、おかしなデータができます。
後で誰がそのデータ修正するんだ!?

ルール違反するときに、情シスに許可を求めてくるのも狂ってます。
入力したデータの責任を持つのも仕事のうちのはずなのですが・・・

関連記事:

仕事へのコミットとかそういうレベルの話ではありません。
それ以前です。

配慮の効果

サッカーの上手い人のパスはすごく優しいです。
小学生にパスするくらいの優しいタッチです。見た目がいかつくても、ソフトタッチw

彼らはパスの受け手のことを考えているのです。だから受け手のミスも減って、ますますパスがつながり、得点に結びつくのです。

一方、私のような下手くそが出すパスはバウンドさせたり、味方に向けてシュート撃ってんじゃないの?というくらい荒っぽいボールになります。

パスの受け手のことは何も考えず、ボールを渡す(=押し付ける)ことしか頭に無いのです。
そんな思いやりのないパスは当然、受け手のミスを誘います。そうすると敵にボールを奪われて、点を取られるリスクが高まるのです。


会社でも、パスの受け手である後工程に配慮して仕事をすると、効率が良くなるのです。
会社もサッカーと同じチームでの活動だからです。

例えば、後工程が作業を受けたとき、
 ・商品名しか書いていなければ、商品コードを改めて調べる必要がある
 ・期限ギリギリだと、慌ててミスをする可能性が高まる
などの状態だと、負担が積み重なっていくのです。荒っぽいパスを受けているのと同じです。
一人ひとりの負担はそれほどではありませんが、会社全体の効率で考えると相当な損失となります。

それを
 ・コードを記載するなどして、後工程で必要になる情報を揃えて依頼する
 ・出来るだけ早めに依頼する
のように個々が配慮するだけで全然効率が違ってきます。

関連記事:

配慮ができるようになるには

後工程への配慮ができるということは、余裕があるということです。
サッカーの上手い人も余裕があります。バタバタと慌てていません。

余裕がある状態になるには、
 ・能力を上げる
 ・先を読んで先手を打つ
ことが前提となります。
これがなければ後工程への配慮などできません。


能力を上げるのは当たり前ですよね。
能力がなければ配慮されてばかりになってしまいます(笑)

わかりやすいところではプログラミングで効率を上げるというのがあるでしょう。
短時間で処理をこなして時間を稼げば、余裕が生まれます。

関連記事:


ただ、いくら処理能力が高くても無駄な動きばかりしていたら、却って効率が悪くなります。
先読みをして効率よく動くには、タスク管理のノウハウも必要です。
先手を打てれば、後工程に余裕を持って仕事を依頼できます。

関連記事:
情シス必須ノウハウ!タスク管理方法

経営者は配慮の効果を過小評価している

仕事を社内で押し付け合っている間は永遠に効率化できません。
むしろ報復(前に押し付けられたから、こちらも押し付けてやろう等)によって効率を下げるでしょう。

配慮の考え方を全社員に浸透させるかどうかが鍵じゃないかと思います。
でもこれがなかなか難しい。地味ですからね・・・
トップダウンでやらないと無理です。


でも経営者はそこがわかってないんですよねぇ。
「○○システム入れたら効率化できる!」なんてうまい話があるわけがないんですよ。
すぐベンダーにダマされてしまう。

システムのベースにはインフラだけじゃなくて、それを使う社員のマインドも必要なんですよ。
それが腐っていたら、上にどんないいものを載せてもダメです。砂上の楼閣です。


成果を確実に手に入れるには、地味なことを地道に続けるしかないと思うんですけどね。
どうもダメダメ会社の経営者はそういうことを嫌いますよね・・・



後工程への配慮は本当にちょっとしたことでいいんですよね。大仰である必要はありません。
余計な費用をかける必要もないです。下手なIT投資より費用対効果高いと思うんですけどね。

情シスに配慮してくれる人はほとんどいませんが、私は次の工程には極力配慮するようにしています。

なるべく早く結果を返すことも配慮です。それが自分の能力向上につながると考えています。

奇跡的に情シスに配慮してくれる人に出くわすと、何としても役に立ちたいと思いますね。
広告
広告
プロフィール
40過ぎて何とか結婚し、2015年末に子どもができた、左利き初老オヤジです。日本史を再勉強中。株、囲碁、鼻炎、眼振少々。中小企業ハッタリテキトー情シス(社内SE)。Access/ExcelVBAしか武器(?)はなし。情試はPM/SM/SA/NW。 ベンダーSEを数年やり、その後情シスに転職しました。 情シスでは中小企業ばかり3社見てきました。現職と前職ではひとり情シスです。 会社では「いないとヤバいが、評価はしない」という扱いです。 ノウハウを伝える相手もいないので、せっかくなので自分なりのコツを公開したいと思います。 同じような環境で苦労されている方のお役に立てればと思います。 「情シスの格を上げる」が目標です。 Twitterをフォローいただくと、ブログ更新時に通知されます。http://twitter.com/suiton_everyday よろしくお願いいたします。
お問い合わせ
お問い合わせはこちら
プライバシーポリシー
・当サイトに掲載されている広告について
当サイトでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス)を利用しています。
このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 『Cookie』(氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。
またGoogleアドセンスに関して、このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをクリックしてください。

・当サイトが使用しているアクセス解析ツールについて
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。
このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。
このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。
この規約に関して、詳しくはこちら、またはこちらをクリックしてください。