中小企業情シス稼業

2社連続で中小企業ひとり情シスやっています。 同じ境遇の方のお役に立てればと思います。

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2017年09月

リモートデスクトップサービスマネージャで切断のまま一定時間が経過したセッションを自動でログオフさせる方法

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Citrixなどのリモートデスクトップサービスを使用していると、
アプリケーションを終了したのに、何故かセッションが「切断」となったまま残り、
次に同じ端末から接続に行こうとすると、エラーになる場合があります。

そうなるとエンドユーザから「接続できないんだけど!」と問い合わせを受け、
その都度、リモートデスクトップサービスマネージャで、当該セッションを右クリックし、
「ログオフ」させなければいけません。

これは面倒です。


そこで「切断」になったまま一定時間経過したセッションを、
自動で「ログオフ」させる方法をご紹介します。



リモートデスクトップサービスが稼動しているサーバで
[スタート]-[ファイル名を指定して実行…]
gpedit.msc」と入力し、「OK」をクリック

※下記画面は、Windows Server 2008のものです。
それ以降のOSの場合、スタートボタンを右クリックすると、
「ファイル名を指定して実行」のメニューがあります。
クリップボード01

[ローカルコンピューターポリシー]
 -[コンピューターの構成]
  -[管理用テンプレート]
   -[Windows コンポーネント]
    -[リモート デスクトップ サービス]
     -[リモート デスクトップ セッション ホスト]
      -[セッションの時間制限]
を開く

該当する設定項目が3つあります。
クリップボード02

①「切断されたセッションの制限時間を設定する」を
「有効」にし、
「切断されたセッションを終了する」で時間を設定する
※切断状態のまま残されたセッションを、一定時間で自動的に終了させることができます。
クリップボード03

②「アクティブでアイドル状態になっているリモートデスクトップサービスセッションの制限時間を設定する」を
「有効」にし、
「アイドルセッションの制限」を「なし」にする
※一定時間無操作状態のセッションをどうするかコントロールできます。
ログインしたままの状態のセッションが勝手に終了するとまずい場合は、「なし」に設定します。
クリップボード04

③「制限時間に達したらセッションを中止する」を
「有効」にする
※これを有効にしないと、上記①②の設定が有効にならないので忘れずに設定します。
クリップボード05



それにしても各項目の説明が分かりづらい(笑)
英語を直訳しているんですかね。


まあでもこの設定のおかげで、
それまでは毎日のようにユーザからの依頼で手動でログオフしていた作業が不要になり、
一切手がかからなくなりました。


プログラムを組む以外にも、こういう方向からの効率化アプローチがありますね。
1つ1つは小さいですが、積み重ねると大きな時間的余裕を作ってくれます。

関連記事:
Accessは情シスの効率化に最適

Google ChromeでInternet Explorer(IE)でしか開けないサイトを開く

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私の会社のグループウェアはブラウザでアクセスするのですが、
Internet Explorerでしか動作保証されていません。
Google Chromeで使うとエラーが出たりします。
そういうことがあるため、一応社内の標準ブラウザは、Internet Explorerとしています。

でも社内ユーザの中には、「何が何でもGoogle Chromeが使いたい!」というのもいます。
私も家ではGoogle Chromeを使っていますが、会社ではもちろんInternet Explorerを使っています。
社内の標準ブラウザなので。

そんなにこだわるなよと言いたいですが、いちいち諭すののも面倒臭いので、何とかならないか調べてみました。


ありました。
Google Chromeの拡張機能です。
IE Tab



・適用方法

1


2



・利用方法

3


4


ただこの方法も万能ではありません。
どうしてもうまくいかない場合は、Internet Explorerをお使いください。

北朝鮮と中小企業情シスの共通点


北朝鮮の独裁者の暴挙が止まらない。
日本国民としては、子どものためにも一刻も早く排除するか、対抗手段を持って欲しいと心から願う。

ただ北朝鮮の生き残り戦略は、中小企業情シスにも使える部分がある。
中小企業情シスもリソースのない弱小勢力なので、共通点があるのだ。

北朝鮮は、国民の人権を侵害し、他国へ災いをもたらす。国家としては到底容認できるものではない。
しかし他の独裁国家が次々と滅びていく中、北朝鮮は生き残っている。
体制の維持という点だけで考えると、うまく凌いでいると言える。

中小企業情シスも厳しい環境にさらされている。
まずはしぶとく生き残らなければ始まらないのだ。

限られたリソースを特定分野に集中

【北朝鮮】
ただでさえ資源が少ない国であるのに、さらに経済制裁で追い込まれているが、その残り少ないリソースを核兵器・ミサイルの開発に一点集中している。
そして、手に入れた核兵器とミサイルを、最大限に活用して体制を維持している。
やり方はひどいと思うが・・・



【中小企業情シス】
インフラ・情報系・基幹系・セキュリティなどすべての分野について完璧に対応するのは不可能だ。一人ならなおさらだろう。
100点満点を目指すのではなく、まずはシステムを最低限維持するために必要な武器を身に付けていくべきだろう。
そして余裕が出てきてから、他の分野に着手すれば良い。

中小企業情シスの武器として、特に有効なのは以下の3つだ。

・ネットワーク
ネットワークの知識があると、障害が起きても、業者に頼る前に自力で解決できたり、切り分けをしてから業者にエスカレーションできる。
ネットワーク障害は全社に影響が及ぶことが多い。
すばやく解決すると、社内へのアピールにもなる(わかってもらえないことが多いが)。

・プログラミング
情シス業務を劇的に効率化できる。
また自分で解決できることが増えるので、業者に100%頼らなくてもよくなる。
その結果、中小企業情シスにとって、最高の価値がある「時間」を生み出せる。

関連記事:



・タスク管理
ルーティンワークのやり忘れを防ぎながら、
障害の予兆を察知したり、プロジェクトなどの不安点を調査するなど、先手を打つことができる。

すばやく仕事の優先順位をつける判断力がつき、先読み能力も向上する。

関連記事:



プログラミングを使って時間を生み出し、
その時間を使ってタスク管理で先手を打ち、
ネットワークの知識を持って、余裕を持って障害を予防する。
これが理想の形だ。

媚びない

【北朝鮮】

アメリカに媚びるのは破滅への道だと分かっている。他の独裁国家の多くも皆それで消滅してしまった。
むしろ媚びないほうが、アメリカをコントロールできている。



【中小企業情シス】
エンドユーザに甘い顔を見せると、すぐに「あれやって」「これやって」とつけこまれる。
こっちはおごられてもいないのに、「昨日一緒に飲んだんだからやってよ」という意味不明な言われ方もする。
で、こちらが困っているときは、何も手を貸してくれず、見殺しだ。

中小企業情シスは「評価はしない、重要だが」という社内での位置づけだ。
評価は別にして、現実問題として重要なところを握っているのだ。
まずその認識をすべきだ。そうすると、社内で媚びる必要がないと気づく。

理不尽な仕事を押し付けようとしてくる相手には、露骨にいやな顔をして良い。
「それならやらないよ」と言う「空気」を漂わせるのだ。
そもそも、理不尽な仕事を押し付けてくるやつは空気が読めないので、分かりやすく表現しないと伝わらないのだ。

決して愛想笑いなどでごまかしてはいけない。愛想笑いは「OK」と認識される。
こちらに何かをさせたい相手は、当然ながらこちらの反応を都合よく解釈するからだ。

ただし、本当にやらないわけではない。最後はやる。社内の地位的にやらざるを得ない。
やることで相手に恩を売るのだ。上司にもイヤイヤやっていることをアピールしておく。
そして、1アウトをカウントしておく。

1アウト、2アウト、3アウト・・・
空気を読まず、更にこちらの厚意を踏みにじった場合は、放置で報復する。
中途半端に手を付けると、「○○の部分ができていないじゃないか」と相手につけこまれてしまう。
こういうやつは頼むときは下手に出るが、こちらがいざ着手すると、手のひらを返したように横柄になるのだ。

だから全く手を付けないでおくのが良い。

情シスの人はまじめな人が多いので、言われたことは「やらなければならない」という思考になりがちだ。
「やらない」というカードを持つことで、気持ちに余裕が出てくる。
それは「やり忘れた」とは全く意味が違う。
積極的に「やらない」を自分で選択するのだ。

放置しつつ、実は裏では準備だけはしておく。相手が頭を下げてきたときに、速攻対応できるようにだ。
ここでミスをすると、また相手につけ入る隙を与えてしまう。
だから準備は完璧にしておく。放置している時間を利用すれば、完璧に準備することができるはずだ。

媚びないとはこういうことだ。
こちらが上から目線でいるのではない。
理不尽にこちらを貶める者と、対等関係を目指すものなのだ。

腹を括る

【北朝鮮】

北朝鮮は、イラクやリビアなど「独裁者の先輩たち」の末路を見ている。
中途半端にやると破滅が待っているとわかっている。だから核兵器は絶対に手放さない。

もし断固とした姿勢でうまく行かない場合、最終的には命を取られても仕方ないと思っているのだろう。
北朝鮮は命を捨てる覚悟をしている一方、アメリカは命を惜しんでいる(仕方ないのだが)。
これではアメリカは北朝鮮に譲歩せざるを得ない。



【中小企業情シス】
中途半端に仕事に向き合っていると、却って痛い目に遭う。
やると決めた仕事はすべて受け止め、全力を尽くす。
自分なりに精一杯やったなら、最悪、会社をクビになっても仕方ないという覚悟を持つべきだ。

もちろん丸腰ではダメだ。
必要な武器はきちんと身につける。

武器を身につけ、腹を括ってやっていると迫力が違ってくる。
恐る恐る及び腰でITに関わる輩など、相手にならないのだ。

仮に失敗したり、上の逆鱗に触れても、命までは取られない。
むしろ腹を括り、覚悟を持って仕事をしていると、逆に活路が開けてくるものだ。




上記は非常に偏った考え方かもしれない。ただ中小企業情シスは本当に孤独だ。

社外はもちろん、社内も当てにならない。むしろ社内のほうが当てにならないかもしれない。
きれいごとを言っている余裕はないのだ。

でもやりすぎには注意だ。
会社というところは、異動辞令という仮面を被った退職勧告で報復してくる。

伝家の宝刀は抜いたらおしまいなのだ。
抜きそうで抜かないままずっと行くのが肝要だ。

北朝鮮もやりすぎると・・・

正社員の資格


非正規社員の立場にある方々を差別する気は毛頭ない。

正社員の甘さについての話だ。

改善

最近、

「文句を言うのが私の仕事」
「問題を提起してやったぞ」

という姿勢の正社員が多い。

例えば、「基幹システムの○○が使いづらいんだけど」とだけ言い放つ。


正社員失格だと思う。
正社員は問題を発見し、改善方法を考え、それを実行するまでが義務なのだ。


基幹システムは確かに情シスの範囲なのだが、
情シスとしてはQCDを考慮した上で、敢えて使いづらいままにしているのだ。
それが分かっていない。


問題に対して、文句を言うだけなら正社員の資格はない。
自分で改善できないなら、文句を言ってはならない

改善案を持っているのに、それを実行できないなら正社員の資格はない。
実行する意欲を持っていないなら、文句を言ってはならない。


「自分には○○がないからできない」という言い訳をするのも正社員の資格はない。
諦めているのなら、文句を言ってはならない。

自分で何とかできないのなら、黙って現状に従えということなのだ。

記録・整理

やった仕事の記録、整理も正社員の義務だ。
対象はデータだけではない、物理的なものもだ。

PCを購入・廃棄したなら、台帳を更新する。
会社が移転し、代表者の変更などがあったら、NTTやプロバイダ、リース会社などに変更を通知する。
それは正社員の義務なのだ。


今までいた会社では、常に過去の担当者のだらしなさに泣かされている。

拠点が移転したのにNTTやプロバイダに連絡していないので、光回線やプロバイダ契約がそのままになっており、会社に無駄な費用がかかり続けていたり。

無駄な契約は解約しようとしても、社名変更の連絡もしていないので、問い合わせや契約変更などで難儀する。

そもそも回線の契約社名や設置場所の記録がきちんと残されていないので、全体像が把握できない。
完全に行き詰ってしまっている。
情報をこまめに記録・整理できていないため、会社へ損害を与えているのだ。
だらしないやつは辞めてからも迷惑をかける。
「こういうのきっちりやるの苦手なんだよね」なんて免罪符をもらおうとするやつがいるが、サラリーマンとして終わっている。

周りからは「しょうがないな~」なんて言われるが、信頼は確実に失っている。皆内心冷ややかに見ている。
こういう信頼の失い方が最も怖い。

1ヶ月で会社の1年分稼いでくれるほどの逸材なら話は別だが。

でもたぶんそれはない。
稼いでくるやつは、きっちり事務処理もこなすからだ。

空気を読む

一言ではうまく言い表せないが、
「時と場合により、細かいところは見て見ぬ振りをする」
とでも言うべきところか。


例えば、業者から飛び込みの売り込み電話が来て、担当者が不在だとする。
その際相手の求めに応じて、正直に担当者の名前を教えてしまう人間がいる。

「早く言いたかった」と言わんばかりの言い方だ。
教科書どおりの「いい子」の対応しかできないのが多いのだ。


私は「次回ご連絡する際のご担当者様のお名前をお教えいただけますか」と言われても、
「○○担当でお願いします」と返すようにしている。

そうしておけば、次回も「○○担当の方いらっしゃいますか」と掛けざるを得ないので、
電話を受けたほうは、付き合いのある業者ではないと分かるのだ。


名前を教えてしまうと、次回から名指しで来る。そうすると本人につながざるを得ない。
上司が打ち合わせをしていても、割り込むべきかと考えなければならない。
不在だとしても、何かの案件の連絡かもしれないから、携帯等で連絡を取るべきかなどと気を遣わなければならない。
余計な労力がかかる。

「○○担当の方いらっしゃいますか」と言ってくれば、慌てて対応する必要はないなとそれだけでわかるのだ。
だから名前を教えるのは、部署全体の効率を下げる、身内を売る行為なのだ。


身内を売るのは、自分のことしか考えていないのだろう。
電話で断る気まずさに耐えられる精神を持っていないのだ。

正社員というより、大人としての資格もないのかもしれない。



非正規社員の方も大変だと思う。

理不尽なことや納得できないことも飲み込んでやらなければならない。
飲み込めない人はすぐに辞めていく。それが非正規社員の良さでもあるが。


とはいえ非正規社員も、その立場での空気を読まなければいけない。

たまに非正規社員の方が正社員に文句・苦情を言ってくることがある。
非正規社員の立場としては、文句・苦情だけ言うのは問題ない。


ただそれに対して正社員が対応するかどうかは別の話だ。
「何故改善しないんですか?!」と更に言ってくる非正規社員の方もいる。
空気を読んで欲しい。

Windows7 Professional プリインストールモデル出荷期限がいつの間にか2018年10月31日になっていた!

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今さらながら気づいたのですが、
Windows7 Professional プリインストールモデルの出荷が、
こっそり2018/10/31まで再延長されていました。(↓リンクをクリックするとPDFが開きます)


【Windows 7 Professional プリインストールモデルの出荷期限の延長についてのご案内】



ベンダーに問い合わせると、他のメーカーも横並びだとのこと。

当社では基幹システムがWindows10では動かず、
別のアクセス方法を構築する必要があるので、追加投資不要というのはありがたい。



期限が近いのに、ずいぶんベンダーから売り込みがこないな~とは思っていました。
商売につながらない情報は、こっちから言わないと教えないと・・・ベンダーさん相変わらずですね。



そんな意地悪するなら、ギリギリまで絶対投資しないからなwww

そして2020年のWindows7のサポート期限まで毎年出荷期限延長しろ!(笑)


そもそもWindows7のサポートは2020年までで、
まだまだ時間があるのに、
プレインストールモデルの出荷を終了するというのがいやらしいんですよ。


Windows10を導入した後も、半年ごとに大きなアップデートがありますから、
それもいやらしいですね。

先日受けたセミナーによると、
準備なしでいきなりアップデートを適用すると、70%失敗するらしいです。
注意が必要ですね。
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プロフィール
40過ぎて何とか結婚し、2015年末に子どもができた、左利き初老オヤジです。日本史を再勉強中。株、囲碁、鼻炎、眼振少々。中小企業ハッタリテキトー情シス(社内SE)。Access/ExcelVBAしか武器(?)はなし。情試はPM/SM/SA/NW。 ベンダーSEを数年やり、その後情シスに転職しました。 情シスでは中小企業ばかり3社見てきました。現職と前職ではひとり情シスです。 会社では「いないとヤバいが、評価はしない」という扱いです。 ノウハウを伝える相手もいないので、せっかくなので自分なりのコツを公開したいと思います。 同じような環境で苦労されている方のお役に立てればと思います。 「情シスの格を上げる」が目標です。 Twitterをフォローいただくと、ブログ更新時に通知されます。http://twitter.com/suiton_everyday よろしくお願いいたします。
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