速いと相手に感謝されるし、自分も早くボールを離せる。悪いことは何も無い。
そして速度は内容を補ってくれる。
速いと内容が多少粗くても大丈夫だ。相手に大目に見てもらえるのだ。
仮に間違っていたとしても、期限前ならまだ修正する時間はある。
速いに越したことはないのだ。
100点満点は無理
まずそもそも仕事で100点満点など無理だ。100点満点を目指すのは傲慢とも言える。
学校時代のテストとは違うのだ。
たとえふんだんに時間があったとしてもだ。(中小企業に時間の余裕は無いはず)
むしろ時間が経てば経つほど、完了条件のハードルが上がってしまい、いつまで経っても終われなくなる。
失敗しにくくなるのだ。
ものごとは必ず100点満点に到達しなければならない・到達できるはずだ、という思い込みは捨てるべきだ。
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明日の8割より、今日の5割
進む方向が間違っていたら、いくら努力しても意味が無い。
「東京から大阪へ行け」と言われて、間違えて北に走って行って、期限ギリギリに「今新潟なんですけど・・・」と言われても上司も困るだろう。
大宮の時点で上司に確認し、間違っていることに気づけば、引き返しても被害は少ない。
明日の8割より、今日の5割だ。
そもそも8割というのも怪しいところがある。
それはあくまでも自分の基準だからだ。上司の基準に照らすと、5割も行っていないことはザラにある。
(今のご時世、上司が正しいとは限らないのだが・・・)
(今のご時世、上司が正しいとは限らないのだが・・・)
特に新人の頃は上司の基準がわからないのだから、早く確認するに限る。
自分の3割は上司の1割かもしれないが、8割と5割の差よりは詰まっている。
上司との認識のズレを減らす試みを繰り返すことが大事なのだ。
時間前に上司に見てもらう際は、「できました」ではなく、
「叩き台を作りましたので見てもらえますか」と言うとハードルが上がらずに済む。
上司は任せた仕事の進捗が気になるものだ。「見てもらえますか」と言われて嫌な顔をする人はいない。
時間前に上司に見てもらう際は、「できました」ではなく、
「叩き台を作りましたので見てもらえますか」と言うとハードルが上がらずに済む。
上司は任せた仕事の進捗が気になるものだ。「見てもらえますか」と言われて嫌な顔をする人はいない。
多少の粗さは許されるのだ。速度は内容を補う。「兵は神速を貴ぶ」だ。
本質ははずさない
もちろんただ速くても本質からズレていてはダメだ。
8割とか5割とか言うのは、資料の量や見た目の出来ではない。
本質を押えているかどうかだ。
100ページの資料を作っても、本質を押さえていなければ意味が無い。
1ページの箇条書きでも、本質を押えているほうが大事なのだ。
本質を押えた1ページの箇条書きがあれば、後から100ページの資料に膨らませることは十分に可能だ。
速くする工夫
単純作業の場合は、さすがに内容5割というわけにはいかない。
ルーティンワークは10割で当然という世界だ。いくら速くても5割では大目に見てもらえない。
速度は内容を補わないのだ。
そうなると付加価値は速度しかない。
結局速くやらないといけない。処理自体を速くする工夫が必要だ。
ルーティンワークは10割で当然という世界だ。いくら速くても5割では大目に見てもらえない。
速度は内容を補わないのだ。
そうなると付加価値は速度しかない。
結局速くやらないといけない。処理自体を速くする工夫が必要だ。
人間は、コンピュータのスピードには勝てないので、プログラミングで積極的に自動化するべきだ。
転記、繰り返し、マスタ参照、集計などの処理は、真っ先に自動化すべきところだ。
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プログラミングを利用すると、作業を劇的に早く終えることが出来る。
ただし処理前・処理後のデータチェックなども行う必要がある。それも含めたスケジュール管理が大切だ。
ルーティンワークは10割で当然、というハードルは高いが、プログラミングを使えばそれができる。
常に最速で10割(正確)という実績を地味に積み重ねておくことで、現場担当者から信頼を得ることもできる。
その信頼関係はプロジェクトやトラブル時に生かすことができるのだ。
ルーティンワークは10割で当然、というハードルは高いが、プログラミングを使えばそれができる。
常に最速で10割(正確)という実績を地味に積み重ねておくことで、現場担当者から信頼を得ることもできる。
その信頼関係はプロジェクトやトラブル時に生かすことができるのだ。
マニュアルも実は効果的
プログラミングで効率化することができず、どうしても手作業を排除できない場合でも、マニュアルの利用は効果的だ。
マニュアルを見ながらの作業は、一見遅く感じられるかもしれないが、迷い無く作業できる効果は大きい。
手戻りも少なくなる。記憶のみに頼って、あちこち寄り道・回り道しないからだ。
マニュアルを使えば、ほぼ最短距離で作業を終えることが出来るのだ。
手戻りも少なくなる。記憶のみに頼って、あちこち寄り道・回り道しないからだ。
マニュアルを使えば、ほぼ最短距離で作業を終えることが出来るのだ。
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情シスにおいては、それほど資料の見た目などは求められていない。
それよりもQCDなどの本質を的確に押えているかどうかがポイントとなる。
それよりもQCDなどの本質を的確に押えているかどうかがポイントとなる。
アイデアを出す必要がある場合は、本質を速やかに押さえ、粗くてもいいからまずは形にする。
単純作業は劇的なスピードで完了する。
単純作業は劇的なスピードで完了する。
残業を回避するにはこれしかない。