中小企業情シス稼業

2社連続で中小企業ひとり情シスやっています。 同じ境遇の方のお役に立てればと思います。

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2018年09月

社内SEが常に不機嫌に見える理由

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よく
「社内SEはいつも不機嫌そう」
「社内SEからは、話しかけるなオーラが出ている」
と言われる。

まあそうだろうね~実際不機嫌だからw

警戒している

・過去にハメられたことがある相手
・過去にこちらの都合を無視し、強引に仕事をゴリ押しされた相手
・何度も同じ対応をさせたりして、こちらの足を引っ張る相手(改善の意思が見られない相手)

このような警戒すべき相手が近寄ってきた場合、もう関わりたくないという雰囲気を出すのは当たり前だろう。こちらも人間だ。ロボットではない。


キケンなやつが近づいてきたときは、目を合わせたくないので、目の端で捕捉する。
動物としての本能なのだろうか。輩が寄ってくるとすぐにわかるから不思議だ。

そしてすぐに防衛システム発動だ。意図的に表情をなくし、相手を冷めた目で見る。


信頼関係がないのだから仕方ない。
相手はこちらに既にアウトを取られてるのだ。本人は気づいていないだろうけど。

空気を読まず、ズカズカ来るやつもいるが逆効果だ。
「グイグイ行くのが営業だ」とでも思っているのだろうか。

何か一言言うたびに毎回頭に「○○さん」とつけるのも逆効果。
何のノウハウ本を読んだのか知らないが、正直気持ち悪い。(だいたいこういうやつはこちらの話を一切聞いていない)


当然、きちんと手順を踏んで、人間として対等に接してくる相手に対しては不機嫌ではない。

こちらの仕事への理解が無い

理解とは、ITの技術的な知識の有無のことではない。そんなことはどうでもいい。

社内SEはルーティン作業だけではなく、技術的な対応もやっているということを理解して欲しいのだ。
普通の業務部門のように、やれば終わる作業だけではないということだ。
技術的な障害は突破するしかない。0か1かしかない。


現場は、何百件もある基幹システムのマスタ更新作業も技術的な障害も
定時間際だったり、「急ぎで!」だったり、こちらの都合などおかまいなしに、同じ1件の依頼としてあっさりと振ってくる。
社内SEはどちらも最速でやるが、相手は当然という反応だ。
表向きは淡々とやっているが、何かマイナスな感情が少しずつ少しずつ蓄積されていく・・・


まだ経営者だけでも理解してくれていれば救われるのだが、
そんなものはあるはずがないので、全く報われない。

ルーティンも技術障害も両方淡々とやるのはなかなかいないんですよ。
社内に他にそんな職種ありますか?経営者さん。

霞を食っては生きては行けぬ・・・
虚しさだけが募る・・・
そして経営者とはますます疎遠になる。


当然、上記のような社内SEの業務特性に理解があり、こちらへの配慮が感じられる相手には不機嫌ではない。

恩知らずとして認定している

ついさっき
「困ってる!助けて!」
と泣きついてきたくせに、
解決した途端、直後に廊下ですれ違っても無視。目も合わせない。

ひどい場合は、恩を仇で返されたり・・・


もう15年くらい社内SEをやっているが、
何故社内SEだけ、こういう対応をされてばかりなのかがわからない。

全社ミーティングのような社員が一同に会する場でも、「あの時はどうも」すら言われることはまずない。
珍しく話しかけてきたと思ったら苦情だ。酒を飲んでいるのに、場の空気すら読めない。(だから営業としてうだつが上がらないのだろうが)

きっと社内SEは同じ会社の仲間として認識されていないのだろう。
業者と同じだと思っているに違いない。
でも業者と違って¥は払ってくれないが。


そんな相手に愛想よくできるか?
こっちだって人間だ。そんなことが続けば、割り切るしかない。
淡々と対応することになる。それが愛想無く、不機嫌に見えるのかもしれない。

でも¥をくれもしない赤の他人に愛想よくする理由は無いのだ。
街中で知らない人に愛想よくする人は怪しいだろう。それと同じだ。


当然、人間としてきちんと礼儀をわきまえている相手には、不機嫌にならない。




社内SEがいつも不機嫌に見える人は、
日々自分が社内SEに対してやっていることを、たまには振り返ってみたら?

もしかすると不機嫌なのは、アナタに対してだけかも知れませんよ。


仮にアナタがベンダーであったとしても同じこと。
社内SEの社内での立場を貶め、グレーゾーンを押し付けるようなことをしていませんか?

SFAってホントに役に立つの?

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営業支援システムのSFA(sales force automation)って会社(特に中小企業)に必要かな?と前から思っており・・・

博打的システム

そもそもシステムの特性がね・・・

同じ非基幹系システムである、グループウェア・ワークフローなどはマイナスをゼロにするシステムなんですよ。「あって当然、無いと不便」ということです。
未導入の環境に導入すれば確実に成果が出ます。

一方、SFAはゼロからプラスを狙うシステムなんですよね。無くても不便じゃない。
そして一番大事なのは、売上・利益は確実に上がるかどうかわからないということ。当たるか当たらないかわからない博打のシステムなんです。
戦略的なシステムと言えば、聞こえはいいが、要は博打ですよ、博打。


ちなみに当社では全く効果が出ていません。
むしろ入力しなきゃ、とか社員が振り回されています。
直行直帰もしていないので、顧客訪問数も伸びていない。ただ日報等の入力時間が増えただけです。

大きな会社ならまだしも、少なくとも中小企業には無用の長物でしょう。
こんなものにン百万です。他に優先すべきことがあると思うのですが・・・

周りにも迷惑

営業部門だけで自分の首を絞めているなら別に構わないのですが、
SFAによって社内SEも被害こうむっています。

基幹システムとのマスタ同期を定期的にしなくちゃいけないんです。
(当社は営業推進的な部門がないので、営業からの要望がスタッフ部門に直撃します。最低です)

同期って一言で片付けられますが、結構面倒くさいことをやってます。
皆同期されるのが当然だと思っています。だから評価もされません。虚しさだけが募る・・・

マスタ同期はグレーゾーンの最たるものです。こちらのテンション下がりまくりです。

関連記事:


SFAは周りの部署にも迷惑をかけるシステムです。

営業部門は最初は鼻息荒く言うんですよ。「社内SEがやらないなら俺たちだけでやる!」とね。
うそつけ。結局、社内SEの世話になる。それも根幹部分で。

社内SEは、その根幹部分の手間が大きいのがわかっているから、敢えてパンドラの箱を開けなかったんですよ。SFAの存在を知らなかったわけじゃなく、敢えて手をつけていなかったんですよ。

「啖呵切ったんなら、自分でケツぐらい拭けよ」と言いたい。
一見面白そうなおもちゃ見つけてきて、面倒くさそうなところで詰まったら、他人にやらせるのは子ども以下じゃないですか?


ベンダーは売り込むときには、そんな罠があるなんて一切口にしないけどね。
営業部門も被害者ではある。

そもそものSFA導入目的

何のためにSFAを入れるのか。導入の目的はコミュニケーションの「強化」なんですよ。

最初からコミュニケーションが無い会社は、強化しようがないんですよね(笑)
そもそも上と下が分け隔てなく、自由闊達に議論する社風なのか?土台があるのか?ということですよ。

SFAで夢見てしまう会社は大抵、これまで紙やメールですらコミュニケーションができていない。
できていなかった理由は、システムがなかったからなのか?本当か???・・・


前の会社でもSFAを導入していましたが、上の人間が下を管理している”つもり”になるツールに成り下がっていました。自己満足システムですな。

当然、売上・利益の増大にも貢献していない。少なくとも当社では全く効果が出ていません。
そんなシステムいる?



他のIT導入も一緒ですが、紙やExcelですら管理できていないものを、
「システム入れたら何とかなるかも。よくわかんないけど♪」
スケベ根性出すのがそもそもダメなんですよ。経営者のスケベ根性が一番タチが悪い(笑)
そんなうまい話があるわけない。


で、往生際も悪いんだよね。
普段は費用対効果とか言ってシブチンのくせに、
経営者肝いりのシステムだとまともに効果測定もしない。ズルいよそんなの。

SFAは売上や利益が上がらないと意味ないの!
「特に不便さを感じない」は使い続ける理由にならないの!そもそも無くても困らないシステムなんだから。


士気の低い現場は、やらない理由はいくらでも見つけてきます。
「マスタ同期がちゃんとできていないからやらない」
は最も言いやすいセリフですよ。
「外出先からつながらないからやらない」とかね。

うるせーよってw

社内にいる誰かにメールして、代わりにコピペしてもらえばいいじゃんよ。
他のシステムではさんざんIDの共有とかしてるくせに。

やりたくないことだと、やらなくて良い理由を重箱の隅をつついて探すんですよね。
やらない理由は無限にありますから。「大地震が起きるかもしれないからやらない」も理由になってしまう。


まずはそのあたりの士気の低さを何とかすべきじゃないんですかね?経営者さん!

無駄な業務を断捨離(古いかw)して、やらないリストとか作って、まずはアホみたいな仕事から営業マンを解放してあげなさいよ、経営者さん!

関連記事:
余計なことはしない
働き方改革において100点満点主義が有害である5つの理由


「システム入れれば全部解決しますよ!」とか綺麗ごとだけ言って、経営者に取り入るベンダーはホント罪深いなあ・・・

社内SEとグレーゾーン

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グレーゾーンへの対処が、社内SE生活を平穏に送れるかどうか、勝負の分かれ目だ。

インフラ、基幹、業務、雑務・・・あらゆるところにグレーゾーンが潜んでいる・・・

きっちり線引きされたキレイな仕事は、社内SEには少ないのだ。
グレーゾーンをうまく扱えなければ、ベンダーから社内SEに脱出したとしても、バラ色とはならない。

グレーゾーンとは

社内SEにおけるグレーゾーンとは、ベンダーと社内SEのどちらがやるべきか微妙な仕事のことだ。

システム連携、マスタ維持など、最も手が掛かる面倒な仕事であることがほとんどだ。
安請け合いすると、工数ばかり取られる。
社内SEに向いていない人は、安請け合いにより潰れる。そして逃げ出す。
グレーゾーンの作業が報われないのは、空気のように当たり前に行われる作業と思われていることだ。
作業をしていることすら意識されない。
そのため評価もされない。いわゆる貧乏くじだ。


システム導入時などには、グレーゾーンをどちらがやるか、ベンダーと社内SEが綱引きをする。
綱引きしていることにすら気づかず、一方的に押し付けられている社内SEも多いはずだ。

転職してグレーゾーン作業ばかり引き継がされるのが一番辛い。
きっと前任者の社内の立場が弱かったのだろう。
ベンダーにもナメられ、まんまとハメられたに違いない。

関連記事:


綱引きの結果は、どちらに転んでもエンドユーザの業務には関係ない。上記のように作業が必要との意識すらないので、エンドユーザは社内SEの味方をしない。する必要が無い。
もちろん経営者もそうだ。他人事だ。社内SEの見えない工数についてのコスト意識など無い。とにかくカネがかからなければ良いのだ。

というわけで、多勢に無勢。綱引きに勝てることはほとんどない。グレーゾーンはほぼ100%社内SEの仕事となる。

グレーゾーンの生まれるとき

グレーゾーンは簡単に生まれる。

ベンダーは打ち合わせの場では、グレーゾーンを自分たちで担いそうな雰囲気を、経営者とか上の人間には見せる。

ベンダー:「何でもやりますよ!(有償でね♪)」
経営者 :「そうかそれは頼もしい!(当然無償だろ)」

有償なのか無償なのか、大変大きな問題なのだが、そのあたりを濁してお互い話す。
こうしてグレーゾーンが生まれる・・・
結果、全部社内SEの仕事になる・・・


本来は、ベンダーが
「後々このグレーゾーンが問題になります。この部分の費用も見ておいたほうが良いですよ」
と誠実に決裁者に伝えるべきなのだ。

でも受注したいベンダーは安い見積を作るために、まずグレーゾーンを削る。
どうせ社内SEに押し付ければいいこと」なのだ。

ベンダーはホント汚い。

経営者もアホだ。
社内SEに押し付けるのはいいが、それが会社のリスクになっていることに気づかないのだ。
いや、気づいているのだろうが、そのリスクを見てみぬふりをする。
「見えなければリスクは存在しない」とでも言わんばかりだ。

グレーゾーン例

当社のグレーゾーン例を挙げてみる。

・システム  :SFA
・グレーゾーン:基幹システムの取引先情報などとのマスタ同期作業

当初私はメイン担当ではなかったので、敢えてグレーゾーンを見ないフリをしていた。(見積段階から指摘すべきだったと後悔している)
それをいいことに、ベンダーは提案の初期から一切マスタ同期が必要なことは口にしなかった。

もちろんマスタ同期しなくてもシステムは使える。
だが使い始めれば、エンドユーザからマスタ同期のニーズが出ることは明白だ。
ベンダーも経験上絶対に知っているはずである。

ベンダーは経営者をまんまと丸め込み、受注が決まった。
遅ればせながらこちらからマスタ同期について指摘すると、ベンダーは苦笑いしながら「そこはお客様側(=社内SE)でお願いします」とぬけぬけと言い放った。時すでに遅し・・・


結局マスタ同期作業が必要になった。
週に1回、SFAと基幹システムからエクスポートしたデータをAccessで結合して、SFAに書き戻している。

これでSFAがうまく運用されている、と上から下まで皆思っているからおめでたい。
実際はハリボテである。

そのハリボテでかなり綱渡りをしている。
ベンダーは、「費用さえいただければ、基幹システムと簡単に同期できますよ!」とぬかしていたが、これだけの綱渡りを本当に簡単に実装できるのだろうか?
きっと中途半端な同期状態(社内SEが手作業で一部同期をしなければいけない形)でお茶を濁すのだろう。それでもベンダーは自己満足で「同期しています!」と言い切るのだろう。
そういう意味ではこちらで全て実装して正解だったかもしれない。


このベンダーは上層部とだけ会って、こちらの状況は一切聞こうとしない。グレーゾーン作業は無いことになっているのだろう。
このベンダーの営業方針を疑う。早く淘汰されて欲しい。

グレーゾーンを極力減らす

教科書的に言えば、社内SEの負荷増は会社にとってリスクだという認識で、社内が一枚岩になっていればグレーゾーンに対応できるはずなのだ。
社内SEの工数が膨らめば、他の案件の対応が遅れ、結局エンドユーザや経営者にその影響が及ぶからだ。

だが社内SEの会社内での立場は大抵弱い。というわけでグレーゾーンを無くすことはできない
そもそもグレーゾーンを担うのが社内SEの仕事だろう、という見方もあるだろう。


そうなるとグレーゾーンを最小化するよう努力するしかない。
グレーゾーン最小化はプロジェクト開始時が全てだ。「よくわからないややこしいところは社内SEの仕事」と既成事実にされたら終わりである。

ベンダーとの綱引きが始まってからでは遅いのだ。
綱引きの綱が出てくるところで機先を制する必要がある。審判の顔をして指摘するくらいで良いのだ。
プロジェクト開始時にグランドルールで明文化し、高らかに宣言したいところだ。
グランドルールは社内のメンバーに対するだけでなく、ベンダーへの牽制球でもある。

また「グレーゾーンの生まれるとき」に同席して、その発生を防ぐ必要もある。
ベンダーを制止できなければ、グレーゾーン回避は難しくなる。
不在時に話を進められてしまえば、ベンダーから「経営者から許可取りましたよ」と錦の御旗を押し立てられてしまう。

事前に社内打ち合わせをするなどして、社内SEと経営者が握れれば強いのだが・・・
そこの信頼関係を作るのが難しい・・・

グレーゾーン作業を涼しい顔でこなす

やむなく受けたグレーゾーン作業には、意地でも押しつぶされないようにしたい。
そのためにはプログラミングは必須だ。何でも手作業でやろうとするのは無理ゲーである。

関連記事:


グレーゾーン作業を受けると決めたからには、涼しい顔でやることも重要だ。
同情は求めない。ため息をついたり、悲壮感も出さない。

厳しい状況でも解決策をひねり出すのが正社員の役目だし、そういうドロドロした部分の経験がベンダーSEとの差別化につながるのだ。
綺麗ごとしか言ったことのないベンダーSEは、絶対に社内SEに脱出できない。

関連記事:
ため息をついたら負け
正社員の資格


グレーゾーン作業の苦労を引き受ける代わりに、自分の仕事が終わったらさっさと帰る。付き合い残業などしなくていい。
グレーゾーンを押し付けられた虚しさを考えると、このくらい当然だ。


社内SEの求人にツッコミを入れてみる

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社内SEの求人を見るのだが、求人出すほうは自由気ままだなおいw
突っ込みどころ満載なのだが。

本当に人手不足なのだろうか?

「応募しませんか?」と言ったくせに

転職サイトで求人を覗いてみた後に、

 【「応募しませんか?」○○○○株式会社が、あなたに興味を持っています。】

のようなメールが来るので、応募するんだけど、大抵書類で落ちるw


そっちから声かけてきたのに、書類で落とすのやめてくれない?

きっと求人を覗いただけだと、こっちの年齢が見えていないんだろう。
で、応募ボタンを押した瞬間、歳がバレるとw


お祈りメール来るのも超早い。そこも自動化?
まあ「お前のスキルが足りないから書類で落とすんや!」と言われればそうなんだけどwww


もっと「応募しませんか?」通知を送る候補のフィルタを厳しくしてよ。

どうせ保有資格とかでひっかけてるだけなんだろうな。
年取ったら、いろんな資格持ってる可能性高いに決まってんだろうが!w

最初から年齢見せておいていいよ。
アラフィフですよ~って。


そういう会社に限って、応募するだけで志望理由とか追加で書かせる。

志望理由ひねり出すのもエネルギー使うんだよ。
こっちの時間を返して欲しい。
貴重な人生の後半の時間を無駄にしたんだから。

面接まで行って落とされたら、それはそれで腹が立つのだがw

社内SE経験者でないと、社内SEになれない?

最近求人の条件に、
 【必須:事業会社での社内SE経験をお持ちの方
というのをチラホラ目にするようになった。

きっと過去にベンダーSE崩れを雇って痛い目に遭ったんだろうね~
会社側の気持ちわかるよ。
「○○しかできません」「○○しかやりません」だと社内SEはできないからね。
「セキュリティいかがっすか?」的な商売の仕方しかしてこなかったらそうなるね。


これからこの必須条件増えていきそうな気がする。

俺はもう社内SEだからいいんだけど、
ベンダーSEしか経験がなくて、社内SEに脱出したい人は、選択肢が狭まってしまうわけだね。ただでさえ社内SEの求人少ないから、キビシーね。

関連記事:

社内SE求人なのに「自社内勤務!」「残業月30時間以内!」

アピールになってないw
むしろ警戒するわ。


前者は論外。
他社に常駐する社内SEなんて居ないですから~!w
子会社の情シスに転籍とか?そんな大きな会社ならちゃんとそう書くはず。

常駐させられていたベンダーSEから見ると、「おっ、自社内勤務か!やったー」となるんかね。
まずそう思う時点で、相当IT業界に毒されてると思うよ。まずこの洗脳を解くことからだよね。


後者は社風がにじみ出るね。
その会社の最低レベルが30時間だろうから、きっともっとやっているやつがいる。

そもそも残業なんてないのが当たり前。30時間なんて多すぎ。
0時間にする努力は?30時間が常態化してるなら、何かトラブルやイベントがあったらどうすんの?

たださすがに0時間の会社だけ検索してもなかなか出てこないので、
俺は「月10時間」までは許容してる。
話半分で、本当は20時間だったとしてもまだ耐えられる。
30時間と書いてあって、いざふたを開けてみたら、60時間だったら辛すぎるだろうw
ベンダーと違って給料安いんだから、残業圧力なく帰りやすい・有休取りやすいは超重要なの!
そこしか社内SEのメリットは無いのだよ。



これからますます人手不足の時代になるのに、こんなやり方で人集まるんかね~
こっちが心配になるよ。
と、負け犬の遠吠えをさせていただきました(笑)

関連記事:

昭和思想世代の「祭り」感覚

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「台風休暇」導入を日本経済のためにも真剣に検討すべきだ

大賛成だ。
まさか戦時中から、うわべだけの勤勉思想が浸透していたとは知らなかった。


だが残念ながら、昭和思想世代が会社の上層部から消え去らない限り、台風休暇は難しいと思う。

昭和思想世代は昭和に生まれた人だけではない。その人たちから刷り込みを受けてしまった若い世代もそうだ。
逆に昭和生まれであっても、合理的な考え方をしている人もいる。

非合理的な発想の象徴として「昭和思想」とした。

天災は祭り

昭和思想世代は、普段ボーっとしているくせに、台風が来るとイキイキとしてくる。
来るぞ来るぞ~」なんて言っている。

来るとわかっているなら、さっさと帰宅命令を出せばいいのに出さない。
今日は帰れないな!」と嬉々として言っている。部下たちは呆れて愛想笑いもしない。


そしてさんざん雨や風が強まってから、しぶしぶ帰宅するよう言い始める。

だがその指示の仕方もはっきりしない。
仕事が一通り片付いたら
などと枕詞をつけるので、今すぐ帰ってよいのかわからない。


そうなると周りの雰囲気を見なければならなくなる。
社員がお互いにけん制しあうので、帰るタイミングが遅れる。

その結果一番風雨が強い中帰宅するので、ずぶ濡れだ。
いい加減にして欲しい。


東日本大震災のときもそうだった。

「帰れなくて朝まで居酒屋で飲んだ」と武勇伝のように話している。

その割には地震が起きて、いの一番にビルの外に飛び出したりしている。
いい加減にして欲しい。


会社の移転のときも同様の動きをする。

こちらは作業で忙しいのに、嬉々としてウロウロしている。
でも肝心の作業については全く手伝わない。指一本動かさない。
ガランとしたオフィスで椅子にふんぞり返って座っているだけだ。

さっさと帰ればいいのに帰らない。
やることがない(=やる気がない)なら、さっさと帰ってくれるのが、当事者にとって一番ありがたいのだが、その空気すら読めない。
先に帰るのは気が引けるのか。堂々と帰る度胸もないのだ。気が小さいのだ。昭和思想世代の特徴だ。

さらに「飲みに行こう」などと誘ってこちらの邪魔をしてくる
こっちはこれから移転先に行って、日付が変わる頃まで作業し、明日も朝イチから作業なのだ。さっさと帰って眠りたいのだ。
これが営業部長ならまだわかる。でも管理部長なのだ。
いい加減にして欲しい。


これら天災や会社移転などのイベントは、彼ら昭和思想世代にとっては「祭り」の一環なのだ。

それも主催者側ではなく、参加者側だ。管理部長なのにだ。
後で「あんときは大変だったな」なんて言うのは、「祭りに行って楽しかったな」に等しい。

そりゃ参加するだけなら楽しかろうよ。

祭り感覚の根底にあるもの

何故このように空気が読めない動きをするのか。

私は、現実を直視しようとしない思考の発露ではないかと思っている。
当事者意識がまるで無いのだ。

若い頃、自分が当事者になって作業したことがないのだろう。
だから当事者の気持ちが分からない。


上記管理部長(専務でもあった)は普段の仕事にもそれが現れていた。
色々な行動を分析すると、以下の思考回路が働いていることがわかった。

自分が想像できないことは、存在しないものとする
自分が起きてほしくないと思ったことは、起きないことにする

現実を見ようとせず、思考停止しているのだ。


それだけ堂々としているなら、もし事が起きたときは、さぞかし豪胆な対応をすると想像するだろう。

そんなことはない。そういう輩は何かあると、
パーティションの向こうから、亀のように少しだけ顔を出して辺りを窺うだけだ。
有事の際、最も当てにならない種類の人間だ。


会社の移転作業が終わった後、打ち上げがあったのだが、その場で上記管理部長は、

 「システム関係はうまく行かないと思っていたよ

と私に言ってきた。

うまく行かないと思っていたなら、事前に人や予算を増やすなどの手を打つのが、管理職・役員の役目だろう。
思考停止の傍観者なのだ。会社移転の担当役員なのにだ。
呆れて物も言えなかった。

昭和思想世代には頼ってはいけない

というわけで、このような経営者に潰される前に、自衛しなければならない。

有事の際、昭和思想世代は本当に何もしてくれない。
普段おべっか使って頑張っていても、簡単に切り捨てられる。
潰されて会社を辞めても「俺の厳しい指導に耐えられず、○人辞めてったよ」と武勇伝のネタにされるだけだ。

台風休暇が法律化されるのもまだずっと先だろう。
政治には経営者の意向が強く反映するので、そんな法律はできない可能性も高い。
プレミアムフライデーも既に風化した。

働き方改革など夢のまた夢。何しろ戦時中からの悪弊だ。そう簡単には変えられない。
実現したとしても、我々の定年後だ。


環境が変わるのを期待するだけ無駄なので、自分の判断で好きなようにやるべきだ。

皆本当は休みたがって、帰りたがっているのだ。誰かがやれば追従してくる者も出てくるだろう。

試しに休んでみたり、定時で帰ってみると良い。
拍子抜けするほど会社は回る。何事も無かったかのように。
評価も大して変わらない。人事は感情だ。何をしたって、上がらないものは上がらないのだ。



最初は有休をとったり、仕事が終わってすぐ帰るのは気が引けるだろう。
でも継続は力だ。
「やるときはやって、休むときは休む人」
「一気にやって、すぐ帰る人」
というイメージを周りに刷り込んでしまえば良いのだ。

昭和思想世代は当てにならない。自分で判断して自分で行動するしかないのだ。

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プロフィール
40過ぎて何とか結婚し、2015年末に子どもができた、左利き初老オヤジです。日本史を再勉強中。株、囲碁、鼻炎、眼振少々。中小企業ハッタリテキトー情シス(社内SE)。Access/ExcelVBAしか武器(?)はなし。情試はPM/SM/SA/NW。 ベンダーSEを数年やり、その後情シスに転職しました。 情シスでは中小企業ばかり3社見てきました。現職と前職ではひとり情シスです。 会社では「いないとヤバいが、評価はしない」という扱いです。 ノウハウを伝える相手もいないので、せっかくなので自分なりのコツを公開したいと思います。 同じような環境で苦労されている方のお役に立てればと思います。 「情シスの格を上げる」が目標です。 Twitterをフォローいただくと、ブログ更新時に通知されます。http://twitter.com/suiton_everyday よろしくお願いいたします。
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