中小企業情シス稼業

2社連続で中小企業ひとり情シスやっています。 同じ境遇の方のお役に立てればと思います。

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2019年02月

かみさんに格安スマホに乗り換えてもらうポイント

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節約のための必須科目とも言える格安スマホ。

キャリアから、格安スマホへ乗り換えるだけで月額5,000円以上、年額6万円以上は節約できます。


最近、かみさんのスマホを格安スマホにしました。

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以前から乗り換えを提案していたのですが、
 「いざというときに電話がつながらないかもしれない」
 「回線が遅くて使い物にならないかもしれない」
と言って拒否され続けていました。


格安スマホへの移行において、大きな障壁は実はここなんです。
キャリアメールが使えなくなることとかじゃないんです。
理屈じゃないんですよね。

かみさんが格安への乗り換えに同意した理由

かみさんは、何故キャリアから格安への乗り換えにOKをしたのでしょう。


聞いてみると、

①節約になるなら、背に腹は変えられないから

②先に格安スマホにしたダンナ(私)が不便そうにしていないから

の2つが大きな理由のようです。



①は我が家の家計の切実な状況が見えますねw

節約術的なことは早くやり始めるのに越したことはありません。その後ずっと効果がありますからね。

そういう私も格安スマホにしてまだ2年ちょっとです。
友人Kには、何年も前から勧められていましたが、ずっとスルーしてました。もっと早くやれば良かったと大変後悔しております・・・


②は、実際不便で困ったことはありませんでした。

昨夏に機種変更もしましたので、ますます便利そうに見えたのだと思います。
機種変更では、今何かと話題のHuaweiにしましたw


Huawei 5.84インチ P20 lite SIMフリースマートフォン クラインブルー【日本正規代理店品】

生活防水やおサイフケータイ機能はないのですが、スペックが高いです。軽快に動くし、写真が綺麗。
で、安い。他社だとミドルクラスに当たる端末が、エントリークラスの価格で手に入る感じです。
「余計な機能はいらないから、普段の使い勝手重視」の人にはオススメです。


この機種変更も、かみさんの格安への移行を後押ししたところがあります。

ダンナとしてやるべきこと

上記2つの理由を裏返して考えると、格安スマホを家庭に導入したいダンナがやるべきことが見えてきます。


①家計の実情をかみさんに知ってもらう
私は安月給なのがバレているので、全部オープンにしていますw

あとは、
・「今月ガス代高いな・・・」とつぶやく
・「保険を解約しようと思う」と相談
なども地味に効いているかもしれません。

あまりプレッシャーをかけるのは良くないのですが、事実なものでw
「細かいことは気にするな」とかっこよく言いたいものですが、ない袖は振れません


あと
「5,000円浮けば、子どもに服を買ってあげられるよ
「5,000円浮けば、たまにおいしいものを皆で食べに行けるよ
前向きな提案をしたのも良かったとのことでした。


②快適そうに使う
ダンナが先に格安スマホにするのは当然なのですが、安定稼働しているところを見せて安心させてあげるのも大事かと思います。

具体的には、
・LINEですばやく返信する
・子どもの写真の共有をモタモタせずすぐやる

とかでしょうか。

反応が悪いと「やっぱり格安スマホは回線が遅いから・・・」などと痛くもない腹を探られることになりかねません。

まあ本当に快適なら、無理に快適「そう」にしなくても、普通に使っていればいいだけなのですがw

注意点

格安スマホに移行する際の注意点としては、
・キャリアのメールアドレスが使えなくなる
・昼休み時間帯、回線が重い
・電話の通話料金が高い
などの定番の詳細はググっていただくとして・・・


かみさん対応で大事なのは以下になります。

・迅速なトラブル対応
面倒なSIMの入替や初期設定はダンナがやるのは当然として・・・w
(かみさんは私が作業するのも、移行する気になった大きな要因と言っていました)

何かトラブルがあると「格安にしたせいだ」と指摘されやすいです。
迅速に、手厚くサポートする必要があります。
私は仕事以上のスピードで対応しましたw

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・iPhoneユーザは慎重に
かみさんの分析によると、iPhoneユーザの格安スマホへの乗り換えについてはまた別な障壁があるようです。

 -本体代金の高いiPhoneをこれまで使ってきたということは、
  家計水準が高く、また高級志向である可能性がある。
 -ママ友同士のお付き合いの手前、なかなかすぐに格安スマホに移行できない。
        ex.操作方法を教えあう
               iOSでしかサポートされていないアプリが共通話題になる、
          回線が遅くて、ママ友との連絡が上手く取れないのはまずい

この障壁は高いですよね・・・
ダンナとしては全く理解できませんがw

焦らず、まずiPhoneから他機種へ切り替えるところから始めるのが良いのかもしれません。
iPhoneはSIMフリーあるんでしたっけ?全く興味ないものでよく知らないんですwww



かみさんに「次の機種変の時どうする?」と聞いたら、
「Huaweiは遠慮しとく」でしたw

毎月8,000円くらい節約できる見込みなので、全く問題ありません。
乗り換えてくれただけでありがたいのです。

キャリアから格安スマホにMNPしたら、急にバッテリが持たなくなった場合の対処法

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格安スマホは、今や節約のための必須科目と言っても過言ではありません。

ドコモなどのキャリアから、格安スマホへ乗り換えるだけで月額5,000円以上節約できます。
年間6万円です。大きいですね。家族みんなでやればすごい金額になります。


最近、かみさんのスマホを格安スマホにしました。
ドコモから楽天モバイルにMNPです。

ところがすぐに、
「バッテリの持ちが悪くなった」
「切り替えてから急におかしくなった」
「ドコモの時は全然問題なかった」
と言い始めました。


格安スマホの印象が悪くなると、「やっぱりドコモに戻そうかな」と言われかねません。

仕事以上のスピードでトラブルシューティングを行いましたw

状況

MNP後は、一日過ごして夜寝る前になると、35%程度の電池残量になってしまいました。
かみさんは今、子育てで忙しいため、日中スマホをほとんど使っていません。
そのくらいの利用状況で35%になってしまうのは、少し減りすぎな気はします。

格安スマホへの移行は、SIMカードのみ差し替えのみです。
スマホ本体はドコモから購入したものを流用しました。機種は、SHARPのSH-04Hです。
購入から既に2年経過しているので、老朽化して電池の持ちが悪くなったとも考えられましたが、MNP後に急に電池の消費が増えたのは不自然と言えます。

対処法

上記の通り、スマホ本体はドコモから購入したものを継続利用しています。
もしかするとドコモ独自の機能があり、サーバなどに接続しに行っているのではないかと推測しました。
もちろんドコモは解約しているので、接続できるわけはなく、ずっとリトライを繰り返してバッテリに負荷をかけているのではないかと。

既にdアカウントやそれっぽいアプリは削除していますが、「設定」の中を見ると、バックグラウンドで動いていそうなものがありました。

それらを片っ端から、「非同期」「オフ」にしてみました。
※以下画像はSH-04Hのものです。

1


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結果

上記の設定をしたところ、就寝前の電池残量は70%くらいになりました。
対処前の35%から劇的に改善しました。

怪しい設定を片っ端からオフにしていったので、どれが効果があったのかはわかりませんが、その後特に問題なく使えているので、良しとします。問題があれば、また戻せばいいし。


これであと1年は粘って欲しいです・・・

1年経てば、ドコモ→楽天モバイルで下がった月額費用(月8,000円くらい節約できると見込んでいます)がだいぶ貯まるので、それで新しいスマホを買えますので。


それにしてもドコモと縁を切るのは大変ですね・・・

MNP番号取得のときも、かみさんはサポートセンターに長時間食いつかれて大変でした。
いろいろ条件があっての1,980円なんですよね。当然丁重にお断りです。

もうわけのわからないのはいいです・・・

Windows7からファイルサーバにアクセスできない場合の対処法の1つ

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先日、営業所の1台のPC(Windows7 Professional)が、本社のファイルサーバ(Windows Server 2003 Standard (笑))にアクセスできなくなるという障害がありました。

アクセスしようとすると、ユーザ・パスワード画面が表示され、正しいものを入力しても、
 「指定されたネットワークパスワードが間違っています」
と表示され、何度やってもアクセスできませんでした。

いろいろ調べてみて最後は解決したのですが、原因は意外なところにありました。

確認とトライ

確認・トライしたこととしては、以下のような感じです。

・つい最近までアクセスできていた
・PCを再起動しても解消しない
・PCからサーバへのpingは問題なし
・資格情報マネージャで、PCに保存された情報を削除・再作成しても解消しない
・PCが接続しているHUB・無線APをOFF/ONしても解消しない
・拠点ルータを再起動しても解消しない

思いつくことはやってみましたが、解消せず。
ここで煮詰まってしまいました・・・

PCのシステム日付が、古くなっていた

いろいろ調べていると、以下の情報にたどり着きました。


まさかと思い、PCを確認してみると、なんとシステム日付が1ヶ月以上前の設定になっていました。
今日の日付に修正してみると、あっさりサーバに接続できるようになりました。

5年くらい前の情報ですが助かりました。ありがとうございました。


これまでも、同様の障害に当たったことがあったのですが、WindowsUpdateで直ったりしていました。
それはたまたまUpdateで日付が元に戻っていたのですかね。


こんな障害はなかなかないと思いますが、備忘録的に書いておきます。



私はこういったわけのわからないトラブルに出くわすと、ゴニョゴニョと悩み続けるのが嫌なので、すぐに「フォーマットしませんか?」とエンドユーザに提案してしまいますw

ただ、フォーマットはこちらの手間も大きいので、今回は助かりました。


Windows7のサポート期限が残り1年を切った今、変なパッチとか配布され、わけのわからないトラブルが起きないか戦々恐々です・・・

最近はエンドユーザから「○○がおかしいんだけど」と言われても、慌てていろいろやらず、まずはネットで調べるようにしています。1月にはOffice2010のやつで焦ったため、ドツボにハマりました・・・

下手にいじると、トラブルがトラブルを呼ぶので注意が必要ですね。

基幹システムのマニュアルをベンダーに作らせても、どうせ使いものにならないよ

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エンドユーザはよく「基幹システムのマニュアル作って」とベンダーに言います。
「こっちは客なんだから」とドヤ顔で。

一瞬、筋が通っているように聞こえるんですよね。


社内SE的には「あーあ、言っちゃった・・・」と内心苦々しく見ています。
私はガマンできないときは、ベンダーに助け舟を出してしまいます。珍しくw

ベンダー側もため息交じりです。
ちゃんと反論すればいいのにしないんですよね。
まあ使えないマニュアル作るだけで小銭が稼げますからねw


この部分、結構スルーしてしまいがちですが、実は基幹システム開発のゆくえを占う象徴的なシーンなんですよね。その後の流れが決まるというか。

ベンダーだけが被害こうむるならいいのですが、結果として社内SEひいては会社に、ブーメランのように返ってくるところなんですよ。

以下にその理由を書いてみます。

システム開発にエンドユーザがコミットしなくなる

まずエンドユーザの、基幹システムプロジェクトに主体的に関わる雰囲気が薄れるのが怖いんですよね。

マニュアル作りをベンダー任せにすると、
 「あなた(=ベンダー)作る人、私(=エンドユーザ)食べる人
という受身の態勢になっていくんですよ。その後もずっとです。癖になっていきます。

開発が終われば自分たちが使うシステムなのに、他人事として関わるようになります。
使う人がコミットしないシステム開発がどうなるか・・・

いったん上げ膳据え膳に慣れた人の考え方を変えるのは、大変難しいです。
誰だってラクなほうがいいですから。


そんな状態でも、ベンダーは適当に開発をしてしまいます。
彼らは¥さえもらえれば何でもいいですからね。後は野となれ山となれ。

で、使えないシステムの一丁上がりです。
最初はマニュアルだけの問題と思ったら、システムの存在意義をも揺るがす大問題になってしまうのです。

これを防ぐには、
マニュアル作成は現場の責任」と、キックオフミーティングでグランドルールとして宣言しておくべきなんです。

マニュアルはベンダーが作るものではない

そもそも、
 基幹システムのマニュアル≒業務マニュアル
なんですよね。
そして「業務マニュアルはユーザ側が作るべし」とはよく言われることです。

何故ユーザ側が作らなければいけないのかと言うと、ベンダーが作っても使い物にならないからなんですね。

彼らにマニュアルを作る能力がないというわけではありません。
問題なのは「重み付けができない」ということなのです。


ベンダーがマニュアルを作るとどうなるか。
画面に出てくる「○○区分」などの選択肢1つ1つについて、全部解説したようなものが出来上がります。
「○○区分のボタンを押すと、A・B・C・D・Eの選択肢が表示される」のような、画面を見たらわかるような情報しか書いてありません。

ベンダーが作るマニュアルは、メリハリのない、のっぺりとした辞書のようなものになるのです。
辞書を物語として読む人はいませんよね。

上の例で言えば、
 ・Aの値に何の意味があるのか
 ・業務ではほぼ9割方Aしか選択しない
といったことも書いて欲しいのですが、それはベンダーには書けません。

だから「業務マニュアルはユーザ側が作るべし」なんですよね。

テストシナリオを利用してマニュアルを作る

ではどうやってマニュアルを作るべきか。

実は基幹システム導入のプロジェクトをやっていれば、マニュアルを作る機会は必ずやってきます
それは社内SEのスケジュール感で言うところの、テスト作成フェーズ・テスト実施フェーズの時です。

・テスト作成フェーズ:要件定義・仕様策定後、ベンダーがプログラム開発を行っている期間
           (ベンダーで言うところの「開発」フェーズ)
・テスト実施フェーズ:ベンダーがプログラム開発後に、ユーザ側でテストを実施する期間
           (ベンダーで言うところの「仮稼動フェーズ」)

こちらとベンダーではフェーズ認識が違いますので、注意が必要です。
こちらがベンダー側の認識に合わせる必要はないです。

関連記事:


テストには実際の業務に合わせたテストシナリオが必要です。

テストシナリオは、頻度の高い業務から記載していきます。
業務には、毎日行うものから数年に1回しかやらないものまでありますから、毎日行うものから書きます。

これが重み付けなのです。ベンダーにはこの重み付けをつけられないのです。

丁寧にヒアリングしていればわかるはずなのですが、ベンダーは面倒くさがってやりませんね。
だからユーザに振り回されるんですよ。
「この機能がないと困る!」なんて言われて苦労してプログラム開発したら、実は年に1回しかやらないその人の趣味の世界の業務だったなんてことがあります。


重み付けのあるテストシナリオを文書化すれば、業務マニュアルになるはずなのです。
テストシナリオは業務マニュアルの骨子と言えます。

関連記事:


もちろん最初から完璧なものはできません。
だんだん継ぎ足していけばいいんです。

でもそれを継続するのは大変難しいんですよね・・・
そういう地味な作業こそ仕事の肝だし、評価されるべきなのですが、派手な動きが好きな経営者にはまるで響きませんね。

関連記事:
働き方改革において100点満点主義が有害である5つの理由
記録に始まり、記録し続ける



「基幹システムの全体を知らないから、全部使いこなせていないかもしれない」と言うエンドユーザがどの会社にもいます。
そういう完璧主義(?)が「マニュアル作ってよ」のセリフを言わせている面もあります。

メリハリのないのっぺりした辞書のようなマニュアルがあれば、使いこなせるのかな?といつも不思議に思います。
辞書は何か知りたいことがある際に引くものであって、起点になるものではないですからね。

システム設計など上流工程の勉強をし、高い視座からベンダーに質問するほうが早いと思うのですが、そういう地味な意見は聞く耳持たないんですよね。経営者も含め。


あとそうそう、マニュアルに限らず、最初からベンダーに期待するのが間違いというのもありますね。

結局いつもこの結論になりますがw

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プロフィール
40過ぎて何とか結婚し、2015年末に子どもができた、左利き初老オヤジです。日本史を再勉強中。株、囲碁、鼻炎、眼振少々。中小企業ハッタリテキトー情シス(社内SE)。Access/ExcelVBAしか武器(?)はなし。情試はPM/SM/SA/NW。 ベンダーSEを数年やり、その後情シスに転職しました。 情シスでは中小企業ばかり3社見てきました。現職と前職ではひとり情シスです。 会社では「いないとヤバいが、評価はしない」という扱いです。 ノウハウを伝える相手もいないので、せっかくなので自分なりのコツを公開したいと思います。 同じような環境で苦労されている方のお役に立てればと思います。 「情シスの格を上げる」が目標です。 Twitterをフォローいただくと、ブログ更新時に通知されます。http://twitter.com/suiton_everyday よろしくお願いいたします。
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