boom-bomb-enamel-pin-denim_925x

いきなりタイトルと反対のことを言いますが、
まずそもそも仕事でキレるのはエネルギーのムダです。

仮に相手の不手際で何か損害があるとしても、
会社が被害こうむるだけで、個人的には何もないのです。
だからそんなに激しく怒る必要はないのです。


ただ、自分の仕事を邪魔されるとイラつきますよね。
残業するハメになったりしたらなおさらです。


そうなるとだらしないベンダーなどに、形だけでもキレるフリをする必要はあります。
彼らとは考え方が違いすぎるのです。ダラダラやることの弊害がわかっていないのです。


牽制球を投げる必要があるわけです。

八方美人でクレームも入れられない情シスはダメです。ナメられ続けます。
社外からナメられていれば、当然社内からもナメられます。


ナメられると何が問題かと言うと、仕事がスムーズに進まなくなるのです。
プライドの問題だけではないのです。

だから時と場合によってはキレる必要が出てくるのです。


但し、キレ方にも作法があります。

適切にキレなければ効果はありません。
効果がなければ、エネルギーの無駄遣いとなります。

怒るのも疲れますからね・・・

すぐにキレてはいけない

キレるのはいつでもできます。
反射的に怒鳴ったりしてはいけません。
とにかく感情に流されず冷静でいることです。

当然、頻繁にキレると効果は薄くなります。
「あぁ、またあの人キレてるよ」てなもんです。

慎重に事実確認を

念には念を入れて確認します。勘違いかも知れないのです。

確認する際も、努めて冷静に。
感情は抑えすぎるくらい抑えてちょうどいいでしょう。

勘違いしてキレると本当に恥ずかしいです。


もし間違えてキレてしまい、後でその人に頼る必要が出てきたときに、どの面下げて行くかという話です。
そして何故かキレた相手に、すぐ頼らなければいけない場合が多い気がします。

こちらに落ち度が無いとわかっても

慎重に確認した結果、こちらに落ち度が無いとわかっても、やはり感情に訴えるのは得策ではありません。

静かなクレームほど相手に響くのです。
上で確認した事実を淡々と伝え、早急に善処してくれるよう依頼します。

ここで大抵の相手は対処してくれるでしょう。
大きなミスも寛大に対処することで、恩義に感じてくれるかもしれません。

上司に連絡する

担当者レベルの対応が酷い場合は、まずは上司に連絡します。
上司のメアドがわかれば、CCに入れるなどしてメールします。役員だとなお良いでしょう。


そのためには、普段から名刺をきちんと保管しておくことです。
私は名刺をもらったら、「○○上司」と担当者とのつながりを書き込んでいます。

代表番号に電話する

普通上司まで話が行けば、何らかの対応をしてくれると思いますが、
上司と担当者がグルなどの場合は、更に上に行くしかありません。

お客様相談室などに連絡するのも良いのですが、
室長と担当者が裏でつながっていて、クレームが握りつぶされる可能性があります。


強烈なのは会社の代表番号にかけることです。

敢えて代表番号に電話するのにはわけがあります。

代表に掛かってきたクレームは経営トップに直接報告され、
担当者は社内の掲示板に名前を出され、吊るし上げにされる会社もあるようです。
担当者にとっては大ダメージですね。


ただし代表番号に電話を掛けるのは、担当者との関係を絶つ覚悟が必要でしょう。
最後の手段です。
実際、私もここまでやったことはありません。(やりかけたことはあります)

キレるを演出する

結局キレると言っても、キレないのがミソですね。
怒鳴ればいいってもんでもないですから。

本当にキレるかどうかは別にして、キレるという選択肢を持っておくことが大事なのです。
その選択肢すら持っていないと思われると、相手に好きなようにやられます。
核抑止力に似ていますね。

キレること自体が目的ではなく、こちらの思いを相手に伝えることが目的です。
それが達せられれば、キレる必要などないのです。

キレそうでキレないギリギリを演出するのがイイ。
伝家の宝刀は抜いてしまったらおしまいですから。



キレなくて済むように、こちらも余裕を持ってスケジューリングし、
事前に確認をするようにしたいですね。
何度も確認をしているのに、相手に不手際があった場合は、キレる大義名分も立ちます。