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社内SE業務を効率よくするには、モノを捨てて、検索対象を減らすのが一番なんですよ。

どんな職種にも当てはまりますね。
前に居た会社で、いつもパイプファイルをバサバサめくってるおじさんがいたな・・・

これまで情シスを3社見てきましたが、前任者は皆モノを捨てられないやつらばかりでした。
毎回新しい職場での最初の仕事は、余計なものを捨てることでした。

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社内SEの仕事は捨てることじゃないかと思うくらいです。
以下のものは躊躇なく捨てて良いです。

PCについてきた付属品

PCを購入した際は、

①再セットアップ媒体
②再セットアップマニュアル
③保証書
④ライセンス証書
⑤サポートの連絡先(ホームページでは法人向けサポートの連絡先が見つけづらい場合があります)

だけ残せばよいです。
①②⑤は、機種ごとに2~3セットあれば十分でしょう。

最近は再セットアップ媒体が無く、ディスク内にあることが多いですね。その場合は再セットアップ媒体を作って保管します。

他のものは全部捨ててよいです。
PCと付属品の接続方法とかセキュリティソフトのパンフレットとか、取っておいても絶対に見ません。
仮に1枚残すと、PC100台で100枚になります。その置き場所もバカになりません。
スペースも費用です。家賃がかかっています。

これらの付属品は、機種ごとにまとめて整理しておけば、移転などの時に慌てなくて済みます。
移転が決まってから慌てる人が多いですが、普段からやっておけば涼しい顔で対応できます。

移転の際、「どれを捨てて良いかわからないから、とりあえず全部持っていく」というのは愚の骨頂です。

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ずっと保管してあるPC

キャビネットにデスクトップPCを入れていることもありました。気が知れません。
PCの入替で、以前のデータやソフトを使うかも、とでも思ったんですかね。

一定期間保管するのはアリだと思います。
でもその場合、期限を決めるのが前提です。

そもそもキャビネットに入れるってセンスが腐ってますよね・・・
目の前から消えたら何でもいいのか?

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服もそうですが、1年使わなければその後使うことは永遠にありません。
万が一必要になったとしても、何年も前のPCがきちんと起動するかわかりません。パスワードがわからないとかで、結局徒労に終わる確率も高いわけです。余計な作業が増えるだけです。

モノが無ければ諦めもつきます。人間諦めが肝心です。
さっさとデータ消去して捨てるべきです。

どうしても不安なら、バックアップを取ってから捨てればいいのです。

ただ、そもそもキャビネットに入れるという発想をする人は、きっとどのデータが大事かも把握できていないのでしょうから、バックアップの取りようがないんでしょうね。残念な人々・・・

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パッケージソフトの箱

これも後生大事に取ってあることが多いですね~
靴買ったときの箱取っておくのと同じですよ。

中はほとんど空気です。空気保管してどうすんの?
何度も言いますがスペースも費用ですよ。家賃 かかってるんですよ~

PCの媒体管理と同様、ソフトごとにビニール袋等に入れるべきです。
箱からそのままラベルつきのビニール袋に入れるだけでも、空気の分スペース節約になります。
ビニールだと中が透けて見えるので、いちいち箱を開けて中を確認する手間も省けます。

マニュアルも無駄に分厚いのがあるので、中身を見て問題が無ければ捨てるのもありです。今はオンラインマニュアルになっていることも多いですし、それほど困ることはありません。

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電源ケーブル・キーボード・マウス

山のように保管されてることが多いです。ケチなの?
社内SEは道具が必要な仕事ですから、気持ちはわからんではないですが。

こういうときは一定量確保しておけばいいんですよ。
数量や保管スペースを決めて、あふれた分は捨てればいい。

万が一足りなくなってしまったら、買えばいいんですよ。今は周辺機器類は安いですから。
スペースを占めるほうが悪です。家賃の一部を占めていることになります。

もしそんなものすら買うのを渋る会社は、さっさと辞めればいいんですよ。
家賃とこまごまとした備品とどっちが重要か、比較が出来ない会社はヤバいですよね。

提案書・パンフレット・作業報告書

ベンダーが置いていった分厚い提案書・パンフレットや複合機等の定期点検の作業報告書を後生大事に保管してるケースも多いですね。
余計な紙がたくさん挟まっていると、パイプファイルとかめくるのが面倒なんですよ。

「基幹システム関連資料」などと書かれたパイプファイルを開くと、だいたいシステムの設計書と一緒に提案書やパンフレットも綴じてありますね。
何故このシステムを導入したかのいきさつを残したいんですかね。
でもねぇ、中小企業だと後から基幹システム選定の経緯なんて振り返りません

仮に必要になったら、またベンダーからもらえばいいんですよ。
保存しておきたいなら、必要な箇所だけスキャンすればいい。そのほうが検索性も高まります。

作業報告書の類も一定期間は残して、それが過ぎれば機械的に捨てるルールにすべきです。
だいたい作業報告書なんて、ベンダー側の自己満足の代物ですからね。
社内SEには何もメリットの無い書類です。

結局は捨てる勇気

残念な人々に共通するのは、モノを捨てられないということです。
何でもかんでも後生大事に持ってます。何であんなに捨てられないのか。

で、その持ってるものがクソの役にも立たないwww
私より年上なのにです。長く生きてりゃ普通少しは学習するでしょうに・・・



要は彼らには捨てる勇気がないんですよね。
勇気=責任を取る、とはちょっと違うんですよね。

腹を括れるかどうかな気がします。
残念な人々は腹が括れないから、捨てる決断ができない。1%以下の将来使う可能性に引きずられます。

だから残念な人々は、仕事っぷり全般がダメですね。モノを捨てられないという部分にそれが顕著に現れるのです。
全てにおいて往生際が悪いというか・・・命まで取られないのに。残念な人々・・・

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判断と決断は違いますからね。

全ての条件が揃わないと判断できないというのは、判断しないと言っているのと同じです。
全ての条件が揃うことは永遠にありません。

実際は、条件が揃わなくても決断しないといけないことばかりなんですよ。
だからグダグダ言う前に捨てろ、なんですよね。昼飯即決するとかも同じです。
そういった決断の訓練をすることで、全てが変わっていくのです。



社内SEは、定期的に整理整頓するタスクを入れておいたほうがいいです。
そうしないと、すぐゴミだらけになりますよ。


整理整頓とは、どこかにしまうことではないんですよ。
捨てることです。何故ならモノはどんどん増えてくるからです。

そこを残念な人々はわかってない。
見えないところに押し込むのが整理整頓と思っている。バカですね~


捨てるとスッキリして気持ちいいので、精神衛生上良いんですよね。
バカ前任者との決別感も得られますw